YASHIRO CONFIDENCE 〜天竜川開拓日記 〜

長野県にてスモールからラージまでバス釣りしまくってる男のダラダラ暇つぶしブログです😂

「巻きフリーリグ」めっちゃ便利っていうお話

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どーも皆さんお久しぶりですYASHIROです🤩🤩
春もかなり進んだ今日この頃。

ようやく天竜川も活発になり出し、横への反応がかなり良くなってきたので、産卵に入るであろう5月末くらいまではこのままイケイケで釣れてくるような雰囲気を感じています🤩

そんな中、ここ数年、特に川で多用してきた「巻きフリーリグ」がかなり煮詰まって来ており、現在進行形でイイ感じに釣れてくれるので、今回はコイツを紹介していこうかと思います😁
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というのも、元々は千曲川の頃からサーチベイトとして使っていた「巻きテキサス」を激流の天竜川でも使えるように改良したのが「巻きフリーリグ」でした。
「巻きテキ」と聞くと、琵琶湖で以前流行っていたカーリーテール系を使った巻きテキサスを思い浮かべる方も多いかと思いますが、自分が使っている巻きフリー(巻きテキも)は、ミニシャッドテール系をトレーラーに据えたモノであり、どちらかというと「ミニスイムベイト」チックなイメージで使うリグです👍
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(特に川スモールでの先発パイロットルアーとしての起用が多かったです)
また、一般的に「サーチルアー・パイロットルアー」と聞くと、ハードプラグのイメージが強いかと思いますが、個人的に河川において「1つで、線の動きだけでなく点でも誘えつつ、全レンジでサーチをかけれるルアー」というクソ高ハードルを満たすようなプラグはほぼ存在してなく、当然ですがその日ごとの状況やポイント・シチュエーション等によってローテーションする事が必須です。
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(たぶん本来のサーチベイトはそういうものなんですが😅)
そんな事を考えつつも、当時は結論に至る事はできず。。。。
結局、千曲川でサーチの主軸として多用していたのが「バイブレーション」でした。

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理由としては、基本的にシンキングなので諸々が任意で変えやすく「レンジ・ゾーン・スピードのコントロール幅が広い」+「釣りのテンポも変えやすく線から点まで対応可能」だったからでした。
様々な角度から、多様なシチュエーションに対して手早いサーチをかけれる上に、大から小まで様々なサイズがバイトしてくるので、当たりレンジ・エリア・スピード感等を絞り込みやすく、サーチとして優秀なジャンルだと思います😁

正直、流速もそこまで早くなく、また1つのポイントの規模が比較的大きい千曲川に限ってしまえば、バイブレーションで問題なくサーチの役割を担ってくれます。
しかし天竜川、特に自分がメインにしている下流エリアでは、そもそものポイントが狭い+流速がある厚い流れ絡みという、バイブレーションのメリットが生かしづらいエリアが多く、千曲川のような広めのストレッチが少ない傾向にあります。そんなこんなでバイブレーションの使用率が下がってしまったのが現状でした😅
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(天竜川ではシンキングミノーもいい線行ってましたが、タックルセッティングが結構シビアなのが玉に傷。。。)

また、特に自分の場合、オカッパリで持ち歩くルアー・ワームはなべく最小限に纏めたい甲斐性なしなので「1つで大まかに全部探れるルアーがあったら便利なのになぁーーー」とストレスを感じながら釣りする日々でした😅

そんな中、試行錯誤を繰り返していくうちに辿りついたのが「シャッドテールフリーリグをスイミングさせたらいんじゃね??」というものでした。
千曲川でもシャッドテールの巻きテキサスはそこそこ使っていた事もあり、元々経験はあったのですが、流速の関係から、千曲川風巻きテキをそのまま天竜川で使うと重心が安定せずに、ローリングする事案が多発してしまったので、より安定性を求めた試行錯誤の結果、フリリグシンカー+ネイルインサートの「巻きフリー」に行き着いたという訳です😂

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(重心が安定しやすいフリリグシンカーは抜群の安定性を誇ります)

自分がサーチベイトに求める要素としては、大きく4つ存在しており、、、
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①流れに強い(止水orスローでもあ動く必要アリ)
②テンポが早い(早〜遅まで対する必要アリ)
③攻め方が多様(レンジ・アクション・スピード等)
④スナッグレス性能が高い
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上記の4点になります。
つまり、今日の魚の活性や反応・魚の着き場所・意識しているレンジやスポットといった「その日のフィールド状況をより少ないキャスト数で・ある程度テンポよく・ストレスフリーに探ることが出来る、食わせ能力の高いルアー」が、個人的に考えるサーチの理想系だと考えています。

そういった各項目を巻きフリーはかなり高いレベルでこなしてくれる上に、ハードルアーよりも格段に根がかりづらいという優秀なオマケ付きなので、サーチとしての汎用性が非常に高いリグだと感じるようになりました。

正直、早巻き性能やフッキング能力といった部分面にフォーカスすると、ハードルアーに圧倒的な軍配が上がりますし、手返し・テンポの良さなどの面でもハードルアーには劣ります。
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しかし、巻きフリーはハードルアーにはできない技として「付け替える必要なく、ボトムのサーチもできる」という強烈な強みも併せ持ってます🤩
名前こそ「巻きフリー」とは呼んでますが、所詮はフリーリグなので、あたりまえにボトムユーズでも非常に有効です👌
その為、巻くだけでなく、ズル引きやボトムパンプ、リフト&フォール、シェイク、テンションスイミング等の「一般的なフリーリグの使い方」を、リグを変えずにそのまま使えるという点も、当たり前のことのように見えます、めちゃくちゃ大きなメリットです👍
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つまり、入渓一発目はとりあえず巻きフリーで、ザックリと切っていきながら、魚のポジションやテンション、反応の感じ、地形・カバーの確認をしていきます。
その中で、カバーや良地形を発見した際には、そのままズル引き等のネチネチ系フォロー。或いはボトムパンプや瞬テキ(フリーリグだけど笑)、カーブスイミング等のリアクション的なフォロー。近距離ではストやドゥードゥリングといった中層のフォロー。といったように「同じモノのまま次の攻め方」が非常に多彩であり、結び替えの1手間が省ける為、非常に効率的です。
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そうやって巻きフリーで探ったフィールドの状況、魚のレンジ・テンション・ポジションなどを考慮しながら、そのままボトムをじっくり攻めてもよし、或いはトレーラーやシンカーを変えてよりアジャストを図るもよし、もしくはガラッと別のルアーに変えもよし。と「最初のとっかかり」を作る為のルアーとして先発起用することが多いです。

○他スイミング系との比較
●スイムジグ

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また「スイミングのフリーリグ(テキサス)」と聞くと、用途が似ているリグとして、スイムジグやシャッドテール系のノーシンカーとかを思い浮かべる方も多いかと思います。
確かに似たようなシチュエーションで使うことの多いジャンルではあるもの、やはり様々な状況に対しての「対応力・汎用性」という面では頭一つ巻きフリーが突出しています。
例えば、スイムジグと比較した際には、そもそもが水抵抗を増やすためのヘッド形状なので、流れが厚く速いエリアにおいてはトレースコースやポイントは選ばらざるを得なくなり、万能型ではありません。
(ヘッドウェイトを上げるとスイミングは安定はしますが、必然的にスピード感やレンジコントロールなどの幅は狭くなるので、こちらも万能とは言えません)
さらに「ワームをチェンジしたい」と感じた時にトレーラーを差し直すorジグごと交換する必要があるので、ジグを何個も持ってくよりかは、巻きフリーでシンカーやワームだけを交換した方が荷物が少ないというメリットがあります笑

 

●ノーシンカースイムベイト

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また「スナッグレス性能」においては、ノーシンカーのシャッドテールやハドルテールがやはりピカイチの性能を誇ります。
しかし、横からの水流には弱い(クロスコースが苦手)や、流れが厚いポイントは苦手な点がデメリットとして挙げられます(特に軽く小さいものほどこの傾向が強いです)

重心の関係上、厚い流れやクロストレースは不向きな傾向が強くなるので、浮き上がってしまったり、バランスを崩しながら泳いでしまったりしてしまうことも多く、やはりポイントやトレースコースは「巻きフリー」に比べて河川ではやや狭い印象です。
その点、巻きフリーは低重心シンカーによる下側への応力とボディーに仕込むネイルシンカーにより重心が非常に安定しやすく、流れにもイイ感じの対応力を見せます。

こういった要素より、似たような使い方であるスイムジグやノーシンカースイムベイトに比べても汎用性が高く、多様なスポットに対して多面的なアプローチができるのが巻きフリーという訳です。
さらに前述したように、そのままズル引き・ボトムパンプ・リフト&フォール・ピンスポットシェイクといったボトムアプローチもアリなので、リグを変えずにそのまま使えるという面も超絶便利です😂
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そんな便利な巻きフリーですが、高い汎用性を持ってるが故のデメリットも存在しており、「特化性」という部分では、確実に他ジャンルには劣るというのも強く感じています😅
例えば上記のジャンルでいくと「流れも緩いから、ゆっくり・じっくり魅せる感じでトレースしたい」状況下ではデッドスローなスイムジグやノーシンカースイムベイトには絶対に及びませんし、「リアクション意識の超高速巻きで攻めたい」的な場面では、バイブレーションやヘビーウェイトジグ、チャターにはこちらも絶対に勝てません。

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その為、ある程の攻め方・レンジ・アクション・ゾーンなどが絞れている状況であれば、巻きフリー使う必要がなく、特化型のルアーを入れ込んでいった方が間違いなく爆発する可能性は高いです。
その為、あくまでも万能型の安打製造機なイメージで使うことが多いです笑



セッティング編
○トレーラー
トレーラーについては、正直どのシャッドテールでも釣れると思います笑
ただ「使いづらい」という意味では、「テールで水を掴みすぎるシャッドテール」や「重心がぼやけているシャッドテール」は巻きテキの場合だと、高速巻きになればなるほどローリングや不安定化してしまう傾向が強いです。
そのため「重心が下側に安定している」+「水を受け流すタイプ」のシャッドテールが個人的にはオススメです👍
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個人的にはドラシャ3.5やパルステールの頻度が最も高いです🤩
(重心を作る意味でネイルシンカーをお腹らへんにぶっ指すのを忘れずに👍)

○サイズ感
ここが個人的に結構キモな部分でありまして、、、、
普段は4.5∼7インチクラスのシャッドテールしかほぼ使いませんが、巻きフリーの場合にのみ3.5~4インチクラスの比較的小ぶりな具を使うことがほとんどです。
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理由としては、基本的にパイロットルアーとして使うので、様々なスピード・レンジ・アクションを用います。
その為、高速巻きする展開も多くなる為、少しでもフッキング率の向上とスイム姿勢の安定性を求めていくと、確実に小さな具が安定しやすくなります。

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特に、ハイスピードリアクション的な誘い方の際には、オフセットフックという事もあり、大きすぎるとフッキング率が格段に低下するため、その対策という意味でもこのサイズ感を使うことが多いです。
また、特に初場所では子バスのポジションやレンジ、反応するスピード感なども知っておきたい要素だと考えていることから、使うトレーラーは基本的に「小ぶりな一口サイズ」を意識して使っています。

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(逆に、フィールド状況や、レンジ、テンション、パターン等が完全に分かっている場合や、ドカンの1発狙いの場合には、最初から特化型のルアー・ワームをスポットに入れ込んで行った方が確実性が高いです)

○タックルセッティング
タックルに関してはベイトでもスピニングでも満遍なく使います!
ベイトの場合は一般的なバーサタイルなタックルでいいと思うので、M~MHクラスのロッドにフロロ12∼14lbクラス

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H以上のロッドでもできますが、高速巻きやリアクションを視野に入れた際にはある程度ロッドが入ってくれないとバイトがあっても「ガッ」で終わっちゃう場合が多いのでM〜MHクラスである程度ティップの曲がりがあるロッドがベストかなとおもってます。
スピニングの場合は、フッキングなども視野に入れて、ある程度のハリ間とバットパワーが欲しいのでL~MLクラスにフロロ5∼8lbクラス、もしくはPE0.8号に6~10lbフロロリーダーがやり易いところかと思います。

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○シンカー
状況に応じてかなりローテーションするので一概には言えませんが、上記のベイトセッティングだと2.7∼7g、スピニングは0.9~3.5g程度のバレットシンカーを持っておけば大体のフィールドでは問題ないかと思います。
ベイトの場合は3.5g、スピニングの場合は1.8gを軸として考えながら、流れの厚みや巻き速度、コースによって重くしていく感じです。
重要なのはシンカーの形状がめちゃくちゃ鍵で、フリーリグによく使われるようなスリムタイプより、少しずんぐり目のフリリグシンカーの方がこの釣りは向いてます。

なのでメーカー不詳のダウンショットシンカーみたいな形のシンカーを1番愛用してるのですが、正直中々売って無いので、フィッシュアローのやつで代用する事も多いです😅

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また、ビフテキシンカーも非常にスイミングに向いているシンカーだと感じており、実際に多投しています👍
しかし、ボトムフォローに切り替えた際のスナッグレス性能がフリーリグより劣ってしまうのが玉に傷な部分ではありますが、スイミング時の安定性や水押能力などはかなりイケてるのでシチュエーションによってはビフテキシンカーの方がイイ場面も多々あります👍

以上が近年多用していた優秀サーチの「シャッドテールの巻きフリー」になります。
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長々と書いてきましたが、とりあえず巻きフリーリグは「めちゃくちゃ便利」っていうお話でした😂
コスパも良く、様々なシチュエーションに果敢に攻め込む用のサーチベイトとして使ってみてはいかがでしょうか!
興味湧いた方がいればぜひ試してみて下さい。

 

最後に先月の琵琶湖遠征で釣ったビックママを添えて終わりとします😁

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