皆様明けましておめでとうございます!
昨年は忙しさにかまけて2個しかブログを更新出来なかったYASHIROです🤩
そんな雑魚ブログですが、ありがたいことにちょくちょくコメントやDM頂くこともありますので、今年こそもう少し更新頻度を上げていけるよう頑張ります笑
今回のブログは2021年の川スモールで釣りに釣りまくった高比重ノーシンカーについて書いてみようと思います。
高比重ノーシンカーと聞くと、近年流行りに流行っているカバースキャット系のあの釣りを想像される方も多いかと思いますが、あの釣りとはまた違ったノーシンカーです笑
(自分もカバースキャット買ってみたのでそこそこ投げてはいるのですが、謎のI字引きで釣っただけで、通常使用では全く釣れません笑)
自分が今年川スモールで多用していた高比重ノーシンカーは2タイプあり、、、
〇バックスライドアクションをするタイプの高比重 ノーシンカーでの「ズル引きバックスライド」
〇ドリフトを主体とした「中層ノーシンカードリフト」
この2つを今年は多用していました。
そんな中で今回は「ズル引きバックスライド」について詳しく紹介して行きたいと思います!
元々テキサス人間だった自分ですが、何故、高比重ノーシンカーを今年は多用するようになったのか、、、
理由は至極単純で、今までのテキサスやフリーリグが天竜川では死ぬほど根がかるからに他なりません😂
千曲川でもファットイカやイモをズル引きで使ってる方もよく見ましたが、個人的にテンポが遅かったり、面倒くさそうなイメージがあったので川ではほぼ使わず、根がかり問題に置いても正直ライトテキサスやフリーリグで千曲川では問題なく攻略出来ていました。
しかし、千曲川とは比較にならない程の石デカ、岩デカな地形の天竜川ではテキサス&フリリグの根がかりする確率があまりにも高すぎるため、逆に非効率的になってしまう場面が数多くあり、「スナッグレス性能」を追い求め続けた結果行き着いたのがこの釣法でした。
(減水時に撮影したボトムなんですが写真だと伝わりづらいかもですが、ボトムの隆起がエグいです笑)
テキサスリグという構造上、重心が先端のバレットシンカーに集中してしまう為、ハードボトム過ぎるとどうしても根がかりはしてしまいます。
テキサスの根がかりはウッドカバー以外では、ほぼシンカーのスタックが先に発生し、無理に抜こうとして障害物にフッキングしてしまうパターンの根がかりがほとんどなので、ボトムの隆起が激しすぎると正直テキサスではキツくなってきます😅
千曲川でも飯山エリアのようなハードエリアでは、テキサスはポイントやコースを選ばないと根がかりしまくりだったので、飯山エリアで使っていたのがフリーリグでした。
フリーリグといっても使い方はテキサスと同様でズル引きメインの使い方ですが、バレットシンカーよりも岩に接する点が細く、かつ可動域も広いのでテキサスよりもスリ抜け性能は高いと感じていました。
しかし、その分スタック感やアピールという点ではバレットシンカーやラウンドシンカーに劣るので、あくまで「テキサスで根がかるエリア」での攻略に用いてた手段の1つでした。
しかし、天竜川ではそのズル引きフリーリグですら、根がかり多発してしまう程のゴロゴロボトムなので、美味しいコースに綺麗に入ってもスタックしてしまい終了なんて場面も春先はかなりありました😇
そこで個人的に試行錯誤した結果が「バックスライド系の高比重ワームを用いたノーシンカー」という釣法にたどり着いたのです。
この釣りは元々、春のラージで移動距離を極力抑えたい時に使っていた釣り方でした。
春のスポーニングを意識したラージでは、そもそもあまりフィーディングを意識しておらず、テリトリー意識が雌雄ともに強くなる時期なので、スポーニングエリアの1段下に待機しているようなバスに対し「2歩進んで1歩下がる」的なイメージで、ひたすらにじっくりネチネチと見せ続けて口を使わす釣りだったのですが、これを川で応用したのが、今年最も天竜川で魚を釣ったリグでもある高比重ノーシンカーのバックスライドでした。
テキサスやフリーリグ系のリグは先述した通り、構造上、重心が頭にあるシンカーに集中してしまう為、岩や石にスタックした際に、ラインをフリーにしても真下に落ちる事しかできません。
そのため、岩・石の隙間にハマった場合だといくらシェイクやラインフリーを作っても、ライン自体が隙間に挟まっているので、どうしようも無い場面がゴロゴロハードボトムでは存在してしまいます。
しかし、これがバックスライドだと、岩・石にハマりそうになってもラインをフリーにすると若干ではあるものの自発的に後方に下がってくれます。
そのため、例えスタックしそうになったとしても、「ちょっと引っ張る→テンションフリー」や「シェイク→テンションフリー」を繰り返す事で岩・石の隙間や、ハマってしまいそうな箇所から、いい感じに引っ張る支点をズラすことが出来るため、無理やりに引っ張らない限りは圧倒的にスナッグレス性能が高いです。
また「重心」の面でも違いがあり、テキサス・フリリグがフロントのシンカー部を重心とするリグなのに対して、ノーシンカーの場合は重心がワーム全体になるので、フロントの1点に力が加わりすぎず、ぼやっとしてくれるので、そういった面でもスナッグレス性能はかなり高いリグになると思います。
(その分、操作感もぼやっとしやすいですが😅)
基本的に「めちゃくちゃ根がかるエリア・ポイント」というのはイコールで「地形の起伏が激しいエリア」ということになり、根がかり多発するポイントはその分、バスが意識しやすい・着きやすい地形ということなので、そのチャンスエリアで変に違和感やストレスを魚に与えずトレースできるのは圧倒的なチャンスに繋がります。
根がかりを外すための糸をピンピンするやつや、引っ張って糸が切れる際のプッツンはそのスポットに対してかなりのストレスや違和感を与えてしまう原因になるので、この「根がかりする確率が下がる」という点がこのリグの1番の長所だと考えています👍むしろ根がかり回避の為にシェイクやテンションフリーを繰り返すという行為は、バスに興味を持たせるプラス要素に作用する場合も多々あり、実際かなりそのシチュエーションで今年はバスを捕りました👍
ここまで長々と高比重バックスライドのメリットを書いてきましたが、当然デメリットも多数存在しています😅
代表的なデメリットとしては、、
①テンポが遅い
②ラインコントロールが面倒
③リアクション能力は高くない
④シルエットが大きくなる
この辺が挙げられるかと思います。
まずテンポに関してはフォールスピードから始まり、岩・石を抜く為にある程度の時間を要する場合が多かったり、テキサス・フリリグに比べてズル引きの速度も落とさないといけない点などから、かなりテンポは悪い釣りに分類できます。
遅ズル引きのテンポが気分的に合わない日だと、せっかち気味になってしまうので、抜ける根がかりも、抜けなかったりしてしまうことから、テンポやテンションが合わない日だと結構キツい釣りでもあります笑
また、フォールスピードも遅い上に、投げてるモノ自体も重心が安定していないので、流れがキツい場面だと転がりやすく、ラインスラックを常に意識しながらコントロールすることがかなり求められます。これもテンポが合わない日だとめんどくさい1面です。
またリアクション能力についても、何度も書いている通りフォールスピードが遅いので、「障害物から抜く時・抜けた後のリアクションバイト」や「ボトムパンプでリアクション気味に喰わせたい場面」等ではやはりテキサス・フリリグに劣っていると感じます。
最後のどうしてもワームシルエットが大きくなる点については、特に今年、天竜川に通って感じていた印象として、「謎にスモールシルエットにのみ反応する日」という日があるように思います。
その日に意識しているベイトのシルエット的な問題なのか、はたまたバスのテンション的な問題なのか、何が原因なのかは解明出来ていませんが、前回のブログでも書いた通り、千曲川よりもワーム・ルアーのサイズにうるさい印象があるので、そういったスモールシルエットな物に反応する日だと、この釣りは不向きな部類にあたります。
小さいシルエットでバックスライドするワームも存在はしていますが、ラインコントロールや障害物回避時のバックスライド幅が狭くなるなど、めんどくさい点がさらに増えるので、そういった場面ではやはり不向きであると考えられます。
(エリアやコースをしっかり選べばフリリグもコンパクトシルエットを使ったフリリグもアリです🤩)
このようなデメリットも踏まえた上で、個人的な出しどころとしては、ここぞというエリアやポイントでの「喰わせ」の釣りとして、今年の川スモ攻略の軸として多投していました。
また、この釣り方は川スモールのみに限った話ではなく、川ラージや野池ラージにも当然有効な釣り方です。
元々、春先のラージで使っていたテクニックでしたが、今年は春に限らず「テキサスだと強すぎるかなーー」的な場面や、水中のウッドカバーの中をよりスローにネチネチと誘い続けるような釣り方でもいい感じに釣果が出ているので、「テンポが遅く面倒くさい」というデメリットを我慢出来るのであれば、ラージ・スモール問わず、更にシーズン関わらずに釣れる釣り方かと思います。
では、次にこの「ズル引きバックスライド」で使用していたワーム紹介になります。
①クリーチャーホッグ
様々な高比重系を試した中で、個人的に1番気に入っており、圧倒的に釣果を出していたワームがバークレイ マックスセントのクリーチャーホッグになります。
色々なバックスライドを試しましたが、このクリーチャーホッグはフォールスピード(比重感)はそここそあり、スライド幅もいい感じにバックしてくれます。
そして何より秀でたポイントがワームの尻側(バックスライドの逆刺し時には頭側)にパーツが集まっている点です。
(特にフロント部に一対のデカいヒラヒラが付いていてこれが個人的に好きポイントです笑)
バックスライド系のワームの中ではトップクラスにパーツの大きさはデカい部類だと思います。
逆刺し時の頭側に大きいパーツが付いているので、ズル引き時にはこの部分が抵抗になってくれるので、より遅く引きやすい上に、スタック時にもこのヒラヒラがクッション的な役割をしてくれるので、根がかり回避率もバックスライド系の中でも高い部類だと思います。
あと個人的にマックスセントシリーズがかなり好きなので、正直それも多用する理由です😂笑
②ランチワーム6(バックスライドチューン)
(画像はテキサスなんですが、別のチューニングして使ってます笑)
こちらはスピニングで使用していたワームになんですが、天竜川の場合、細すぎるラインだと巻かれたりした際に速攻でラインブレイクするので、76Lのロッドに6lbフロロを巻いたスピニングもよく使っていたのですが、そのタックルでネッチリ攻めるようのやつです。
オリジナルだとバックスライドは全くしないので、テールカットしてネイルぶち込んで、無理やりバックスライド気味にして使ってました笑
クリーチャーホッグに比べて比重はかなり軽いので、当然流れに弱く使い勝手はそこまでよくありません。また、ラインも細いのでハードエリアでやると巻かれたり、岩にスられたりした際にはワンパンでブレイクしてしまうので、主軸にはなり得ないと感じています。
しかし、軽い分よりスナッグレス性能は高く、ワンドエリアや流れの緩いエリアなどで、より丁寧にボトムに添わせたい時に使用することが多かったです。
(イモリッパー60サイズアップチューン)
この他にもかなりの種類の高比重バックスライドワームを試しましたが、個人的にこの2種類に落ち着きました。
マックスセントシリーズがめちゃくちゃ好きなので、この2つの使用率が高かったものの、この他にも沈み虫2.7/一誠 や、ドライブビーバー3.5/OSP(バックスライドチューン)、TKツイスターJr/メガバス(チューニング済)、イモリッパー60/ジークラック(チューニング済)でもそこそこ釣れてはいるので、正直「このワームだから釣れた!」的な事ではなく、釣り方さえ出来ていればほとんどのバックスライド系ワームで釣れると思います笑
(こちらもそこそこ釣れたTKツイスターJrヤマタヌキ風チューン笑)
ここまでダラダラ書いてきた「ズル引きバックスライド」ですが、この釣り方はラインをボトムにベタベタに付ける釣法なのでラインはあまり細すぎない方が良いかと思います。
カバスキャ系のように遠投する訳ではないものの、ハードボトムでの使用を前提としてるので個人的には最低でもフロロの16~14くらいはあった方が安心出来ると思います💪
(フロロの6lbで組んだスピニング紹介しましたが、ゴロゴロエリアでは全く使っていません笑)
スモール・ラージ問わず、しかもどのフィールドでも応用可能な上、季節すら問わずとかなり汎用性の高いため、ダルささえ我慢すればめちゃくちゃ釣れる釣り方だと思うので、誰かの参考になれば幸いです!
2022年こそは更新頻度上げれるよう頑張りますので今年もよろしくお願い致します🙇♂️
2022年ファーストフイッシュの千曲川産ゴイニーパイセンを添えて終わりとします😂
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