どーも皆さん!飯田に引っ越して半年が過ぎようとしているYASHIROです🤩🤩
今回のブログテーマは、7年間通い続けた愛すべきホーム千曲川と、半年間開拓を続けた天竜川。この似て非なる2河川の相違点について書いていこうと思います。
前回のブログでもちょろっと書いた通り、今年の4月から仕事の関係で飯田に住むようになり、ホームリバーを長年愛し、通い続けた千曲川から新天地・天竜川に移さざるを得なくなってしまいました🥺
引っ越してくるまで天竜川で釣りした事は1回しかなく、それも1時間くらいの超短期釣行だったのでポイントはほぼ知らず。。
とりあえずで車を停めれそうな場所に入り、一応釣れるには釣れましたが、20cmクラスが2匹と激ショボ釣果だったので、4月の引越し当初は正直あまり期待はしていませんでした😂
しかし、いざ引っ越してきて本腰を入れて開拓を始めてみると激ショボどころか、千曲川クラスのポテンシャルがあるフィールドなのが分かり、そこからは天竜川開拓にどハマりしている日々を送っています笑
そんな天竜川ですが、千曲川と比較した際には結構な違いがあるように感じています。
対象魚は両河川共に川スモールの為、根本は一緒ですが、フィールドのクセや魚のクセ、魚の反応・好物、魚の動き方・着き場所等で違いが多く、最初はクセを捉えるまで結構苦労しました笑
なので今回は、元千曲川勢の自分が感じた千曲川と天竜川の相違点についてダラダラ書いていこうと思います。
今のところ感じている両河川の相違点として、代表的なのは5点存在しています。
①子バスの少なさ
個人的に考える、天竜川と千曲川の1番の違いが子バスの少なさです。
半年間、天竜川で釣りをしてきた中での傾向として、子バスの割合が圧倒的に少ないイメージが強いです。
子バスが少ない=バスの絶対数も少ない
この点はイコールで繋がる事が多い為、バスの生息数自体が千曲川に比べて天竜川は少ないと思います。
(後述もしますがダムがある為、ダムと川をバスが行き来している事が予測されるのでダムと川のバスを足したら総数だと千曲川に匹敵するかもしれません。ただ、単純に川同士で比較した場合には天竜川の方がバスの密度は薄いイメージがあります)
つまり、少なくとも天竜川の川エリアで、千曲川のように1エリア・夕まずめ2時間の釣行で子バスが50匹釣れる様なチッバスパラダイス現象はほぼ無いと考えられます😂笑
チッバスパラダイスは極端な例だとしても、千曲川だとエリアを外した時は子バスがポロポロ釣れて「あー、エリア外してるなぁ」的な判断をしていましたが、天竜川だと子バスの率が異常に少ないのでエリアを外した時には完全な無状態になり、全く釣れません笑
(千曲川が異常に子バスが多い可能性もありますが笑)
その為、千曲川に比べて「先に食わなきゃ!!!」的なバスの意識が薄く、しっかり吟味しながらバイトしてくる為、奪い合う頻度が少ないこともセレクティブつだと考えています。
そんな経験もあり、千曲川に比べて天竜川のバスはかなりセレクティブな傾向が強い印象を持っています。
②水質と渓相
天竜川の特徴2点目としては、水質と渓相です。南信河川特有の白っぽい地質に加え、流れる水もかなりクリアなテイストで、ロケーションがめちゃくちゃ綺麗な場所が多いです。見た目的にはバスフィールドよりもトラウトフィールドと言われた方がしっくり来るくらいにめちゃくちゃ綺麗です。
(日本旅マガジンより引用)
水質も千曲川が緑と茶色が混ざったような独特な水色をしているので、中々サイトするような場面は無かったのですが、天竜川だと薄緑がかったクリアよりな水質の為、バスが目視出来ることも多くサイトの出番もかなり増えました。
そんなクリアな水質も相まって、バスの反応もめちゃくちゃ極端な雰囲気があります。
例えば、その日に最も釣れる「当たりルアー」があったとします。
千曲川の場合だと、少し当たりルアーから外れていても、動かし方とレンジがあっていると案外口を使ってくれる事も多かったイメージがありました。
なので、友達とかと横並びで釣りをしてても動かし方とレンジが、あっていると釣れる数に差は出るものの、全く釣れないような現象はあまり経験したことが無かったです。
しかし、天竜川だとこんな状況が結構ザラにある場合が多く、、
今年の5月に連れてって貰った釣行では、横並びで同じ反転流に投げ込んでいたのですが、先輩が投げていたカバースキャット2.5だけが夕まずめ中釣れ続いている中で、カバースキャットを持ってなかった自分はイモや沈み虫の足カットチューン、イモリッパー等をローテーションしながら全く同じ使い方をしていてもバイトすらゼロな状況にも遭遇しました笑
(腕が足りない可能性も充分ありますが🤫笑)
こんな経験からも見れるように、ルアーやワームに対するジャッジが結構厳しく、釣り方が合っていない時には、せいぜいショートバイトで終了。だったにも関わらず、テキサスの具を変えただけで同じコースから連発劇場。。なんて事もよくある光景なので、バスの選球眼はかなり賢い系なイメージを今のところ持っています。
③岩や岩盤が多く地形が激しい
特に飯田より下流のエリア(天竜峡以降)の話ですが、岩や石のサイズがめちゃくちゃデカいです。
天竜川と比較した際に千曲川は、小石〜泥チックなボトム形状が続くエリアが多いので、割かし引っかかる物は少なかった様に思います。
なので千曲川でやっていたボトム系の釣りをそのまま持っていくと死ぬほど根がかりします笑
実際、天竜川通い初めの頃は千曲川では超絶多様していた、愛してやまないテキサスやフリーリグ系、ボトムパンプのフットボール等は天竜川だと投げ始めて2~3投でご臨終もザラにあるので、千曲川チックに一発目のサーチ要因として使うのはかなり気を引けます。。。
その為、自分のボトムサーチ方も千曲川からはかなり変わり「対根がかり」を意識したボトムサーチ法に変わってきています。
(その為最近は、今までほぼ使っていなかった高比重ノーシンカー系をかなり使うようになったんですが、ここについてはまた別のネタとして取っておきます笑)
④ヘドロがない
天竜川に通い始めて、ある意味最も感動した点です笑
千曲川だとウェーディングすると感動的な香ばしいクソヘドロの香りに襲われる状況が多々あります😂天竜川では、自分が確認した限りはヘドロが存在しておらず、1番細かい地質で砂地がMAXなので、臭いやグッチョグチョなあの感じはまだ味わえていないのが少し寂しくもあります笑
釣りの面でみると、千曲川だとボトムにヘドロが溜まりまくったエリアはあまりバスが好んでない印象があり、エリアを見切る要素の1つだったのですが、その反面サンドボトムなエリアは千曲川におけるシーズナル的重要エリアだったので、特に夏〜秋はかなり意識して探っていた経験がありました。
しかし、これは千曲川・天竜川共通して言える点なのですが、基本的にサンドエリアに居るバスは常駐しているスクールでは無い場合がほとんどです。
天竜川のサンドエリアに差し込んでいるバスは2パターンに分類できる気がしています。
1つ目の魚のパターンとしては「フィーディング全開系」。餌を喰いたくてスクールで差し込んできているパターンです。こいつらの場合は朝・夕のマズメ時に多く、めちゃくちゃ高活性の為、一投目からバイトがある位にやる気マンマンなスクールです。
(これは千曲川も同様で、フィーディングや活性が上がったタイミングでサンドエリアに差し込んでくる光景はよく見られます)
2つ目の魚のパターンが天竜川独特で「避難系」のバスです。
次項に出てくる「ダムの存在」にかなり影響があるのですが、天竜川はダムを3~4個抱えているので、例え雨が降ってなくても1日の中で水位の上下が非常に激しい河川です。
しかも水位の上下の振り幅が、多い日で川幅60cm近い日も結構あったりするので、「昨日の夕まずめまでは超効いてたスポットが朝になったら干上がってた。。。」なんて現象も多発します😂笑
なので、昨日まで居心地の良かったスポットにいたバス達が減水により居場所を失い、緊急避難的な形で流れの緩やかなサンドエリアに入ってきているパターンというのが減水時には結構ある気がしています。
このパターンのバス達は、喰い気があって差し込んでいるフィーディングのバスとは違い、「追い出されてサンドエリアに入ってきている」ので基本的に喰い渋な事が多いです。
それにより、超ショートバイトやアタるのに食い込まない現象が多発する為、結構難しい部類のスクールになります。
⑤ダムの存在
天竜川の長野県内下流域(天竜峡以降エリア)ではダムが複数存在していることで、水位の増減がめちゃくちゃ激しいです。
これによる影響としては
・魚の着いてるスポットの切り替わりが早い
・魚の喰い気や活性などのテンションが急激にコロコ
ロ変わる
点にあります。
魚の着いているスポットに関しては川幅が50~60cmくらい変わってしまうので、前述した通りバス的に前日の夕まずめは居心地の良かった反転流があったとしても、朝にはその反転流自体が干上がってる場合も多く、半強制的に移動を強いられてる状況になります。
バスからすると「居たくない流れ」に移らざるを得ない為、必然的にやる気が全く無い場合も多いです。
しかし、逆に今まで流れが強くて入れなかったポイントが減水により入れるようになるパターンや、魚が居つけるポイントが絞られることにより、ベイト達が一定の場所に固まり、それをガンガンに捕食するパターンのような「プラスのパターン」というのも存在しているのが難しい部分でもあります。
つまり、増水時に活きるエリアと減水時に活きるエリアを知っておく必要が出てきてしまうのです。
さらに水位の上下によって左右されるのは「魚のスポット」のみに留まらず、「魚の活性」にも絶大な影響を及ぼします。
目で見て分かるレベルで水位が変動する(10分前まで水面に出ていた岩の頭が気づいたら水中になってるなんてことも多々あります)ので、自分が釣りをしている現在の状況は「上げ」なのか「下げ」なのか、はたまた「止まり」なのかによって魚自体の活性もかなり変わってきますし、次に入るエリアを選ぶ超重要な要素の1つでもあります。
現在(2021年8月下旬)までのイメージとして、個人的には「上げ」の時の方が圧倒的に喰いがよく、次いで「止まり」の状況。1番釣りづらいのが「下げ」の状況の場合が多いです。
「上げ」のタイミングで、いいエリアに入ると釣っても釣っても増水によって、そのエリアに魚が次々と差し込んで来るので「上げ」のタイミング中、ずっと釣れ続くなんてことも結構ざらにあったりします😂
その反面、「下げ」のタイミングでスイッチが入る場合も稀には存在しており、、
数時間前まではガンガン瀬だったけど、水位下げによりチャラ瀬になったエリアで連発したことも何回かあるので、一概に「上げ」しか喰わない訳ではないのがまた難しい所でもあります笑
(ただ現在までの割合でいくと、圧倒的に上げタイミングのほうが高活性な場合が多いです)
その為、常に現在の自分が置かれた状況を細かく分析しつつ、予測をして釣りを組み立てていく必要があります😂
(イメージとしては利根川水系のようなタイダルリバーに近い雰囲気があります笑)
つまり、コロコロと状況の変化が激しいフィールドであるが故に、その時の水位や水位の上げ下げのタイミング、水質、地形、ベイトの有無等、自分が置かれた状況を考慮しつつ「その瞬間を釣る能力」というのが高いレベルで求められるフィールドであるという点が天竜川の1番のクセとも言えます。
まとめ
以上の5点が両河川を比べた時に、自分が感じた大きな相違点になります。
細かく分けると、もっとあるんですがあまりにも長すぎるのでざっくりとまとめてみました。
(それでもだいぶな量になりましたが、、笑)
同じ川スモールでもフィールドによって魚の習性やクセが変わってくるので、千曲川勢の人達も天竜川にまだ来たこと無い方がおられましたら是非1度は釣りしに来てみてください👍
千曲川とはまた一味違った川スモールを楽しめると思います😆
最後になりますが、今後の釣行はほぼ天竜川と南信野池がメインになっていくと思われますので、ブログタイトルを天竜川開拓日記に変更します。
とはいえ、千曲川に共通する部分もかなりあると思いますので、今まで、暇つぶしブログを見てくださっていた方々も、今後ともよろしくお願いします🙏
また天竜川勢の皆様も暇つぶしがてらに見て頂けると幸いです🙏
今回も長文に付き合って頂きありがとうございました🤩
最後に2021年夏、今のところの今期最大魚の天竜川ラージを添えて終わりとします!
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